2階トイレの天窓から雨漏り〜!!

 
いやはや、困ったもんです。先日ネットで展示会と称してご紹介した、うちの2階トイレの電動式天窓。なんと、そこから雨漏りがしてきたんです(驚愕)!!
 
 なぜ雨漏りだと分かったか。それは以前の経験が役に立ちました。2階トイレ下には、例の1階天井据え付け型エアコンがあります。以前排水がそこから漏れた事件がありました。そして今回もエアコン周辺から、水がポタポタ落ちてきたのに父が気付いたっ(さすが、おと〜ちゃん!元建築士!!)。
 
 急いで2階トイレのドアをオープンっ!
 あぁ〜・・・見たくない光景が・・・(絶望)。
 
 2階トイレ床は、既にダダ漏れプール状態!!
 床を大急ぎで拭いて、タライやら桶やら置いて、古典的な雨漏り処置をしました。
 
 やれやれと一息ついたところで・・・前回のはてダに掲載するため写真を撮った私に、禁断のスイッチ=天窓を開けたのではないかという嫌疑がかけられました!!
 (そんな大それた真似は致しません(怒)。でも写真を撮った祟りとか・・・(謎))。

 
 その後、ニュースでうちの周辺地域で突風発生、各地で屋根が吹き飛ぶなどの被害が出ていると報道があり、私の天窓開閉容疑は晴れたのですが、この状態では今年の台風シーズンどころか次の雨の日まで屋根周辺が持つかどうか心配になってきました。
 
 馴染みの業者さんに電話をしたものの、後日来てもらうことに・・・。そうなると、補強工事の段階では現状のダダ漏れの原因を推定して、どんな対策をするか判断するのが難しくなります。 設計図もうちにあることだし色々試行錯誤(なんてったって設計者=父ですから)。屋根に登って外から確認できなくとも、内側から被害を確認くらいはできそうだという話になりました。何より雨漏りの屋内被害が、どこまで拡大しているかも気になります。
 
 というわけで、2階トイレ周辺構造を見るため、屋根裏に潜り込み、水漏れ状況を記録することになりました。以前は反対されましたが、こういうときに身軽なのは私だけ。というわけで、魅惑の屋根裏に侵入してみました。屋根裏は初めてで、その時はスゴクわくわくしていました(後悔先に立たずとはまさに是如何に)。
 
 
 屋根裏への入口は2階押入れの天井部分。押入れ上部はベニヤ板が乗っかっているだけの構造が多いんですよ。うちの押入れには収納スペースの上に、さらに戸袋(とぶくろ)という空間があります。戸袋は高さはないものの仰向けで寝そべることができるくらいのスペース。そこに乗っかり仰向けに寝そべって、天井の1m四方もないくらいのベニヤ板をスライドすると、屋根裏に潜り込めるようになっているんです。(戸袋の位置が高いので、そこに乗っかる方がかなり大変でした・・・踏み台用の梯子から上がるというより、微妙な体制でよじ登る感じ・・・)。
 
 まず、屋根裏は真っ暗。2つ懐中電灯を用意しましたが、撮影には光量が全然足りない。
 60ワットのランプを延長コードで屋根裏に持込み、ようやく全体像が見えました。
 

 
 屋根裏ってもっと広くてすっきりした空間だと思ってたのですが、全然違いました。足場となる張り(横向きの柱)だけでなく、張りと柱を支えるクモ筋交(すじかい)が網目のようにあちこちあるのです。張りや柱以外の部分、つまり2階天井部分は、天井板の上に断熱材として使われるガラスウールが敷き詰められています。断熱材ゾーンは板が薄いため、足を乗っけたら多分天井をぶち抜いてたでしょうね(笑)。
 
 写真は問題の屋根に伸びている天窓空間のクローズアップ全体像です。イメージとしては、屋根裏の真ん中に四角い筒が上に伸びている感じ。
 
 入口から天窓構造体までの距離はおよそ3m。しかし、柱の類が上下左右斜めに張り巡らされ、広い空間の方に足を載せたら天井ぶち抜きですので、手をかける場所や足場探しが一苦労。
 
 真っ暗な中、まず1つ懐中電灯をくわえ、右手に裸電球に近いランプを持ち、左手にはもう一個大型の懐中電灯やカメラ機能付き携帯電話を持つ体制。 時々小物を断熱材ゾーンにおいて、左手と足の指先で足場を確認しながら、インディージョーンズのように移動。
 
 雨漏り個所に到着したものの、ランプの延長コードが届かず、どこまで被害が広がってるかは確認できませんでした(苦汁)。それでもどこからともなく、『ポッタン・ポッタン』と雨漏りが屋根裏でも起きてることは耳で分かりました。
 
 確認できたのは天窓構造体の手前側(西側)と横側(南側)。雨がダダ漏れになって、ベニヤ板の一部が濡れてるのを確認。構造体の南側は酷く、ベニヤがびっしょり濡れて、その下に敷いてある断熱材が雨でヒタヒタ。上を見ると、屋根伝いに支えている細木も、天窓構造体と接触してるものが濡れてるため、屋根まで雨水が内側から伝わってるのが分かりました。
 
 足は張りと張りの間を全開脚状態の姿勢で、右手でランプを燈し、左手でぶれない様にカメラ機能付き携帯で撮影。とんでもない体制の撮影で、ピンボケばかり。何度もトライして数枚の証拠写真を納めました(全部お見せしたい所ですが、断熱材に会社名がプリンティングされてるので、はてダへの掲載許可は降りませんでした)。
 
 魅惑たっぷりの屋根裏・・・
 以前のイエ・ルポで多くの人が屋根裏部屋を夢抱いていました。
 
 屋根裏は確かに面白い。けど、あの柱の数をみると改造して利用するのは、至難の業ではないかと、改めてイエの構造の複雑さを痛感しました。それに好奇心とは言え、屋根裏に登ってみたいと思っていた希望はかなったものの、あまりのスリリングな体験で、うれしいやら悲しいやら(汗)。良くも悪くも人生で滅多いない体験をしました。
 
 ちなみに、現在酷い筋肉痛です。無理な姿勢も祟ったのでしょうが、日頃の運動不足がアイタタタ(苦笑)。イエはてなLoveメンバーさん宅では、突風被害は大丈夫だったのでしょうか・・・? 被害が少なければいいのですが・・・。