question:1203482773 大正浪漫とちゃぶ台

 
リブ・ラブ・サプリ〜FORTUNE #007のメモをするのを忘れていました。
イエはてなさんの企画が、続々と出てくるのでついつい次のことで頭いっぱいです(笑)
 
テーマは「石」「生き物」「ダイニングテーブル」+「言い伝え&おなじまい」
既にピックアップ賞の方は発表されています。私もこれはいいねぇと暖か気分になれた話ばかりでした(^^)  
 
 
こちらは私が独自に面白い・興味深かったものの記録帳です。
 
石焼き芋 ガラスの石 誕生石
 石焼き芋は完全に『食い気』に走りました。でも子供の頃より今の方が数倍、お値段が高くなりましたよねぇ。ガラスの石は、子供のころ沢山集めた思い出があります。私は引っ越しを何度もしているので、もうコレクションは消えてしまいました。でも今でも海や川に行くと、鈍い光を放っているであろうガラスの石を探しています。

 誕生石に関しては、主に女性はアンテナピーンと来たんじゃないかしら。6月がパールやムーンストーンだけでなく、不思議な石:アレキサンドライトも入ることに驚きました。他のツリーでもありましたが、人工アレキサンドライトはスペースシャトルにも使われている素材。 
 
 
生き物「動物の愛護及び管理に関する法律」を知ってください ケサランパサラン
 TomCatさんの「動物愛護法」に関しては、そうなんだぁ〜と改めて事実を知った感じです(私は父の方針上、ペットを飼えないので無頓着だったんです)。本当は愛護するだけでなく、管理も含んでいる法律なんですよという内容。ペットを飼ったら捨て猫・捨て犬にしないようにするとか、しつけをしてご近所や人に危害を加えないようにするとか、そういう事まで含まれた法律なんですね。いやぁ知りませんでした。

 ケセランパサランに関しては、女性の方は化粧品の方がイメージ強かったり(笑)。イワシでは、Kumappusさんの話で「あれは植物の種の綿毛」ですとありましたね。でも曖昧な状況が続き、あるTV番組では植物性と動物性があると報道した内容まで出てきています・・・。謎がいっぱいで不思議な生物:ケセランパサラン。名前を聞くと、ムーミンに出てきたニョロニョロ(白くてニョロニョロ踊る生き物)を思い出すのは・・・私だけかな(笑)
 
 
ダイニングテーブルダイニングテーブルにタマネギ!! ちゃぶ台 
 Fuelさん宅のテーブルに水生栽培状態の玉ねぎが鎮座ましましているとのこと。なかなかお茶目な話で笑いを誘い、参加者さんも和んでいましたね(笑)。

 またちゃぶ台に関しては色々調べたのでメモメモ!
 ちゃぶ台が定着する前は、日本では「」というスタイルの食卓でした。
 
 宋和流本膳で使われる宋和膳や、庶民に使われていた箱膳がそれにあたります。明治までは家長制度があったので、父兄から家族一人一人に膳が渡され、同じ机で食事をする習慣はなかったんですねぇ。チャンバラ劇とかの飲み屋では、ちゃぶ台やテーブルで熱燗飲んでますけど、あの辺の時代考証ってどうなってるのかしら。
 
 さて、ちゃぶ台ができたのは、西洋文化と共にテーブルが入って来たことが影響しました。大正時代以降、ちゃぶ台の登場で家族団らんのライフスタイルに変わりました。懐かしの昭和の風景に、ちゃぶ台囲んでテレビを楽しむ家族の姿・・・というイメージもありますよね。
 
 そんなちゃぶ台なんですが、先ほどあげた宋和膳や箱膳と共に、最近ちょっとした一人膳として、特に男性向けインテリア系の雑誌で注目されています。大正時代前後の膳のイメージよりも、かなり洒落っけのある一人膳。確かにやってみたい演出の一つです。
 >http://www.shuki-urusi.com/hakozen.htm 
 
 
 
おまけ:今回の私の記録
 
ダイニングに和風ランチョンマット 
 これはランチョンマットとして和盆(半月盆)を使うおもてなしを書いたもの。
 
 それから月見草と大正浪漫については、ちゃぶ台同様、大正風味(?)いっぱいで、個人的に思い入れが強いんです。なので、自分で書いたイワシを引用します(笑)

 竹久夢二の『宵待草(ヨイマチグサ)』をご存知の方は、どのくらいいらっしゃるかしら。大正時代の詩・曲なのですが、『荒城の月』と同じように、懐かしの曲・童謡として聞いたことがある人もいらっしゃるかも。

竹久夢二:作詞 多忠亮:作曲  
 
待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬさうな

夢二は宵待草と表現していますが、
本当は待宵草(マツヨイグサ)という月見草の仲間です。 

月見草の仲間は白・黄・赤紫の小さな花を咲かせます。
宵の頃(夕方)に花が開き、明け方には花は萎んでしまいます。
夜しか見れない姿から、月見草や待宵草という名前がつけられました。

一夜の恋を象徴するかのような、儚いその姿から、
夢二だけでなく太宰治も月見草を好んで題材にしたとか。

そんな情緒豊かな月見草ですが、日本古来からの植物ではなく、
江戸時代にメキシコから鑑賞用として渡来してきました。
今でも観賞用に栽培され、人気の園芸種だそうです。

大正浪漫の香り漂う月見草。
夕闇の中、月の光に照らされる姿から、
浪漫情緒の余韻を味わうのもいががでしょうか。 

月見草(開花の様子)
http://homepage1.nifty.com/chibipage/photo01.html

 
 夢二の一夜の恋(しかもちょっと曰くつき)の詩なんですが、どうもロマンに浸ってしまいます。短いフレーズの曲ですが、針が飛ぶようなLP盤レコードで聴きながら、月の照る夜に珈琲なる西洋の飲み物なんぞ、所望したくなりますねぇ。